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プリント基板のお話
現在ではあらゆる家電、スマホ、自動車など、電気を使うほとんどの物にプリント基板が入っています。 「緑色の板」と言えば分かる方も多いのではないでしょうか。 プリント基板上に電子部品を実装(はんだ付け)し、部品同士を電気的に接続する役割があります。 部品をリード線で1つ1つ繋いでも良いのですが、非常に手間がかかる上に信頼性が低く量産に向かないため、電子製品にはプリント基板を使用することがほとんどです。 プリント基板は、他に「プリント配線板」「プリント板」「基板」「PCB(ピーシービー)」「P板(ピーバン)」などの呼び名があります。 「プリント基板」は、電子部品実装前のものを指す場合と、部品が載った状態のものを指す場合がありますので注意が必要です。 上記を明確にするため、部品実装前のものを「生板(なまいた)」「生基板(なまきばん)」、実装後のものを「実装済み基板」などと区別して呼ぶことがあります。 また、英語では前者を“PWB”(Printed Wiring Board)、後者を“PCB ASSY”(Printed Circuit Board Assembly) と呼ぶことがあります。 なお、最近では「プリント基盤」「基盤」と書かれることがありますが、これは漢字の変換ミスです。 プリント基板は、回路ごとにパターンが異なるため、基本的にはオーダーメイドです。 プリント基板工場に設計データ(ガーバーデータ)を提出し、それを元にプリント基板を製造します。
代表的なものを以下に掲載いたします。 ■ リジッド基板 よく電子機器やスマホの中に入っている緑色の基板です。 単にプリント基板と言うとリジッド基板を指すことがほとんどです。 樹脂板に銅箔が貼ってあり、回路によって銅箔の形状を変えます。 ■ フレキシブル基板 フィルム状の基板です。 その名の通り自由に曲げることができるため、ワイヤーの代わりに使うことが多いです。 また、リジッド基板は難しい曲面への貼り付けも可能です。 容易に曲げることができる分、取り扱いには注意が必要で、乱雑に扱うと簡単に断線します。 また、設計の段階でも断線を起こしにくい設計を心掛ける必要があります。 ■ アルミ基板 一般的に1.5mm程度のアルミ板の上に薄い基板が貼り付けられたものです。 放熱性に優れますので、高出力LEDや大容量の電源回路、大電流の負荷を駆動する回路など、従来のリジッド基板では高温になってしまうような回路に最適です。
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