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KiCad インタラクティブBOMプラグインの使い方
ここではKiCadで使えるインタラクティブBOMプラグイン(iBOM)の導入方法と、実際の使い方について説明します。 手実装(自分でハンダ付け)をする方には特におすすめのツールです。
インタラクティブBOM(通称 iBOM)とは、KiCadのPCBエディターからワンクリックで生成できる HTMLファイル形式のツールです。 ブラウザで開くと、 ・左側に部品表(BOM) ・右側に基板のシルク画像 が表示されます。 部品表の部品名をクリックすると、基板画像上でその部品の場所がハイライト表示されます。 たとえば「J1」をクリックすると、基板上のJ1の位置が光ります。 逆に基板上の部品をクリックすると、部品表側もハイライトされます。
こんなときに便利 ・手実装(自分でハンダ付け)するとき ・部品点数が多い基板で「この部品どこだっけ?」となったとき ・実装漏れ・実装ミスを防ぎたいとき ・実装済みかどうかをチェックしながら作業したいとき 部品数が少ない場合はあまり恩恵を感じませんが、 20点・30点と増えてくると非常に威力を発揮します。
インタラクティブBOMはKiCadに標準で内蔵されていないため、 別途プラグインを導入する必要があります。 導入方法は2種類あります。 方法@:プラグイン&コンテンツマネージャーから導入(KiCad 7以降・おすすめ) KiCad 7以降はプラグインマネージャーから簡単にインストールできます。 手順@ KiCadのプロジェクト画面 上部メニュー「ツール」→「プラグイン&コンテンツマネージャー」をクリック 手順A 「プラグイン」タブを開き、検索欄に「interactive」と入力 手順B 「Interactive HTML BOM」が表示されたら「インストール」をクリック 手順C 「保留中の変更を適用」をクリックしてインストール完了 これでPCBエディターのツールメニューにiBOMが追加されます。 方法A:GitHubから手動でインストール GitHubから直接ダウンロードして手動でインストールする方法もあります。 手順@ 以下のURLにアクセス https://github.com/openscopeproject/InteractiveHtmlBom 手順A 「Code」→「Download ZIP」でダウンロード 手順B ZIPを展開し、中の「InteractiveHtmlBom」フォルダを 以下のKiCadプラグインフォルダにコピー Windows の場合: C:\Users\ユーザー名\Documents\KiCad\7.0\scripting\plugins\ Mac の場合: ~/Documents/KiCad/7.0/scripting/plugins/ 手順C KiCadを再起動するとPCBエディターのツールメニューに追加される ※KiCad 7以降はプラグインマネージャーから導入するほうが簡単なのでおすすめです。
プラグインの導入が完了したら、実際にHTMLファイルを生成してみます。 手順@ PCBエディターを開く KiCadのプロジェクト画面からPCBエディターを開きます。 基板のレイアウトが完成した状態で行うのが理想ですが、 部品配置だけでも生成できます。 手順A iBOMを起動する PCBエディター上部メニューの「ツール」→「外部プラグイン」→「Generate Interactive HTML BOM」をクリック またはツールバーのiBOMアイコンをクリックします。 手順B 設定画面が開く 設定画面が表示されます。 基本的にデフォルト設定のままで問題ありません。 主な設定項目: ・出力先フォルダ:HTMLファイルの保存場所 ・部品のグループ化:同じ値の部品をまとめて表示するか ・DNP部品の扱い:未実装部品を表示するかどうか ・レイヤー表示:表面・裏面どちらを表示するか 手順C 「Generate BOM」をクリック ボタンをクリックするとHTMLファイルが生成され、 自動的にブラウザで開きます。
生成されたHTMLファイルをブラウザで開くと、以下の画面が表示されます。
基本操作 ・部品表の行をクリック → 基板上でその部品がハイライト表示 ・基板上の部品をクリック → 部品表でその部品がハイライト表示 ・基板画像はマウスホイールでズーム・ドラッグで移動可能 実装チェック機能 部品表の左側にある「Placed」チェックボックスをクリックすると、 実装済みとして記録できます。 ※「Sourced」は部品購入済みなどでのチェック欄ですので、あまり意味はありません。 チェックを入れた部品は色が変わり、一目で実装済みかどうかがわかります。 ・チェック済みのD1は、緑に変化 ・現在選択中(カーソルを置いた状態)のR2・R3は赤に変化 このチェック情報はブラウザのローカルストレージに保存されるため、 ページを閉じても次回開いたときに引き継がれます。
表示切り替え 画面上部のボタンで以下の切り替えができます。 ・表面(F)/ 裏面(B)/ 両面の表示切り替え ・シルク表示のON/OFF ・フットプリント表示のON/OFF ・リファレンス番号表示のON/OFF 参考になれば幸いです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||