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Kicad 回路図エディター 回路図の設定その2 エレクトリカル ルール
※ここではKicad 回路図エディター→左上「ファイル」→「回路図の設定」の各画面で 出てくる用語について、それぞれ説明していきます。
ここでは、 ・ERC(Electrical Rules Check)の判定基準 ・接続ミスや未接続検出 ・ラベル競合やバス接続確認 ・シンボル番号重複やネット異常 など、回路図の電気的ルールチェックに関する設定を行えます。 主に回路図上の設計ミスや接続漏れを自動検出するための設定です。 ERC実行時に、各問題を「エラー」「警告」「無視」のどれとして扱うかを設定できます。 ここでの設定は回路動作自体を変更するものではありませんが、 試作不良や接続ミス防止に非常に重要な役割を持っています。 特に実務設計や量産前チェックでは、ERC確認は必須作業の一つです。 ERC(Electrical Rules Check)とは? 回路図内の電気的な問題を自動検出する機能です。 たとえば、 ・配線忘れ ・未接続ピン ・ラベル名ミス ・電源未接続 ・重複した部品番号 などをチェックできます。 エラー/警告/無視 各項目ごとに、 エラー 警告 無視 のどれとして扱うかを設定できます。 通常、重大な問題は「エラー」、 確認推奨レベルは「警告」に設定されます。 実際にはどう使う? 通常は回路設計後にERCを実行し、 表示されたエラーや警告を確認・修正していきます。 特に以下のようなミス発見に役立ちます。 ・IC電源ピンの接続忘れ ・GND未接続 ・入力ピン放置 ・ラベル名スペルミス ・部品番号重複 ・バス接続ミス 人間の目視だけでは見落としやすいため、 実務ではERC確認を必ず行うことが一般的です。 使用例@:試作前チェック 基板発注前にERCを実行し、未接続や配線ミスが無いか確認します。 製造トラブル防止に非常に重要です。 使用例A:量産前最終確認 量産案件ではERCエラーゼロ状態にしてから製造へ進めるケースが一般的です。 使用例B:特殊回路で一部無視 意図的に未接続にするピンがある場合、 そのチェック項目のみ「無視」に設定することがあります。 使用例C:共同設計時の品質統一 チーム設計ではERC基準を統一することで、 設計品質を揃えやすくなります。
ここでは、 ・各ピンタイプ同士の接続ルール ・ERC時の接続判定条件 ・入力/出力ピンの組み合わせ判定 ・電源ピンやオープンコレクタ接続確認 など、ピン接続時のERC判定ルールを設定できます。 主に回路図上で「その接続が電気的に問題ないか」を判定するための設定です。 KiCadでは各ピンに「入力」「出力」「電源入力」などの属性が設定されており、 その組み合わせによってERC時のエラーや警告内容が決まります。 たとえば、 ・出力ピン同士を直接接続していないか ・電源入力ピンに電源が供給されているか ・未定義ピン同士が接続されていないか などを自動判定できます。 緑マーク 問題なしとして扱われる接続です。 通常の正常接続を意味します。 黄色警告マーク 注意が必要な接続として扱われます。 必ずしも誤りではありませんが、確認推奨です。 赤エラーマーク 問題のある接続としてERCエラーになります。 通常は修正が必要です。 実際にはどう使う? 通常はKiCad標準設定のまま使用されることが多いです。 特殊な設計ルールが必要な場合のみ変更します。 たとえば、 ・独自回路ルールを使う場合 ・特殊ICを多用する場合 ・ERC警告を減らしたい場合 ・オープンコレクタ回路を多用する場合 などで調整するケースがあります。 使用例@:出力ピン同士接続 通常、出力ピン同士を直接接続するとERCエラーになります。 ショートや信号競合防止に重要です。 使用例A:電源入力確認 VCC入力ピンに電源供給が無い場合、ERC警告やエラーになります。 使用例B:オープンコレクタ回路 オープンコレクタ出力では通常回路と異なる接続を行うため、 一部警告設定を変更する場合があります。 使用例C:未定義ピン利用 ライブラリによってはピン属性未設定の部品があり、 ERC警告が多発する場合に調整するケースがあります。 その3に続きます。
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